岐阜県高山市高根町内で着工間近となっている阿多野郷小水力発電所（定格出力699.4kW）と野麦小水力発電所（定格出力195.6kW）。グループで関与した小水力発電所としては、累計10件目・11件目となります。

両発電所を開発する小水力発電事業会社（阿多野郷・野麦小水力発電株式会社：代表取締役　井上博成）は本事業に対して、総額12億2000万円のプロジェクトファイナンスの組成を受けました。組成したのは、株式会社十六銀行がアレンジャーとなった地域金融機関4行によるシンジゲート団で、高山信用金庫・株式会社大垣共立銀行・株式会社北陸銀行の4行による協調融資です。

そして、本事業のEPC（設計・調達・建設工事を含む一連の工程）を飛騨五木グループ・井上工務店が請け負うことになります。定格出力合計が895kWとなる一大プロジェクトが地域の成長と発展につながるよう、施工を進めてまいります。

また、稼働後の運用は小水力発電事業会社が地域と協力して行うことで、地域に根付いた発電所の運用を目指します。

※EPCとは？

Engineering, Procurement, Construction の略称で、設計（Engineering）、調達（Procurement）、建設（Construction）を含む、プロジェクト建設工事の請負契約方法です。