鳥取市は、2021年2月に「2050年ゼロカーボンシティ」を表明し、再生可能エネルギー導入拡大による脱炭素社会の実現とエネルギーの地産地消による地域経済の活性化に取り組んでおり、2023年4月には、環境省「脱炭素先行地域（第３回）」に選定され、地域脱炭素と中山間地域の持続・再生モデルの構築に取り組んでいます。

この度、市脱炭素先行地域計画に基づき、佐治川流域での水力発電設備導入にあたっての事業性評価調査を行う公募型プロポーザルにおいて株式会社井上工務店が提案を行い、最優秀提案者として選定されました。

業務内容は、2024年度実施の調査により選定した水力発電計画候補地点での基本設計となります。設計対象地域は千代川水系佐治川（同市佐治町森坪地区頭首工から上大井地区）。具体的には、取水構造物、導水路、沈砂池・ヘッドタンク、水圧管路、発電所（基礎）、放水路の検討・図面作成、流況の確認・基本利水情報の整理で、河川管理者・その他関係者とも協議を行ってまいります。また、昨年度から継続して流量調査を実施し、水位計データを解析した上で通年の流況を作成するほか、キャッシュフロー計算書を作成し、事業性を評価します。

「鳥取市脱炭素先行地域計画提案書」の実現に最大限貢献する事業性評価調査を行うための取り組みを進めてまいります。

▼詳細
公募型プロポーザルの選定結果／令和７年度鳥取市佐治町佐治川水力発電事業性評価調査業務｜鳥取市